5月上旬、古本屋でゲットした『武士道』の本を読んだ私は、こう思った。
メンヘラの人が、この武士道の本を読んで武士道の精神を実行しようとしたら、メンヘラから脱することができるのではないか、と。
もちろん、好きでメンヘラになっている方は問題ないかと思うが、メンヘラ的思考から脱して日々ハッピーに過ごしたいのに…と考えている人がいたら、一度読んでみてほしい。
最近、SNSはもちろんテレビでもよく聞かれるようになった、メンヘラという言葉。
私の考えるメンヘラは、以下の3点だ。
- ①相手を信用できない
- ②自分の人生をどこか諦めている
- ③テンションの波がかなりひどい
まず、武士道とは武士の行動・精神の規範基準である。
サムライとは、かくあるべきってこと。その行動は、武士道的にどうなの?ってみんなが考える基準。
いまもあるよね、それはコンプラ的にどうなのみたいな。
武士道の内容は、たくさん説明してあったけど、私にはまだ深く理解できなかったから、メンヘラに関わりそうなところだけ。
武士道の成り立ち
武士道は、
仏教や神道、儒教とかから影響を受けて作り上げられたらしい。
仏教からは、常に心を平静に保ち、運命に静かに従う心を。→メンヘラ③テンションの波に関わる
神道からは、目上の人に対する忠誠や尊敬、忍耐力、謙譲心を。→メンヘラ①相手への信用に関わる
メンヘラの人は、この精神の拠り所・在り方を確立できてない気がするんです。
本書の中で、こういう一文がありました。
心を平静に保つために、笑顔を作る。
「いま、拠って立つべき゛日本の精神”武士道」新渡戸稲造 著 岬龍一郎 訳 PHP文庫 2005
この姿が今まで自分の考えていた「大人」の姿だと思いました。
自分の気分・機嫌・テンションを自分でコントロールできない人が、メンヘラの人には多いんじゃないかな。精神的にまだ大人になり切れず、未熟なのかな。
(一種のアンガーマネジメントかな)
よく男に二言はないって聞きますよね。
あれは、「武士の一言」が真実であることを保障するから、武士の約束は書面ではなく口頭だけで結ばれたことに由来するそうです。
もし「二言」=嘘をつき約束を破った時には、死をもってあがなった壮絶な逸話が日本では多くあるそうです。
それだけ、武士は支配者階級として、誠であることを重視し約束をかならず守ったのです。
こうあるべき姿で有り続けるために、努力していた武士の姿は、現代の私たちが学ぶべき姿勢を示してくれています。
かっこいい武士であるために、約束を守る。これは、「田中みな実みたいにきれいになりたいから、毎日クレンジングをするぞ」という自分との約束を守ることと同じなんじゃないかと思うんです。
自分はこうやると決めたことを、出来ていない状況が一番のストレスになってしまう。自分との約束を守ってあげる。これが、相手を信用するための第一歩だと思います。
メンヘラの人って、精神的な軸を持っていないようなイメージ。恋人に依存してしまって、物事の良し悪し=恋人の反応 みたいなところがあるような気がする。
自分の軸から、物事を判断できるようになろう。
武士道を読み終えて
読むのはすごく難しかったけれど、いくつかの例えを読み続けると、「武士道」の言いたいことがなんとなくわかってくる!
私が、自分の人生に対してずっとモヤモヤしていたタイミングで武士道を読んでみて、「あ~、今の私に足りないものは精神的な軸だ」と感じました。
精神的な軸にするのは、「武士道」じゃなくてもいいと思う。普段、本を読まない、活字が苦手っていう人もいるだろう。
今は、SNSで沢山の情報、思想に触れることが出来るから、自分が「この考え方素敵!」「こんな人になりたい!」っていうロールモデルを見つけるのは意外と簡単かもしれない。
ちなみに私は、おしとやかで知的で上品で、友人と遊ぶとき差し入れとかをサラッと渡せちゃうような人になりたいんだ~!
一緒に精神磨いていきましょう~!
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